目やにがでる
『目やに』とは、まぶたから分泌された老廃物が固まったものです。この老廃物は、新陳代謝により出てくるものと、異物を外に出すために分泌されるものの二つがあります。どちらも生理現象なので特に気にかける必要はありませんが、『目やにが多い』、『目やにが白く濁っている』などの異常な症状が見られた場合は、何かしらの病気のシグナルの可能性があるので注意が必要です。主だった病気として「アレルギー性結膜炎」、「感染性結膜炎」と「ものもらい(麦粒腫)」の3つが考えられます。
まず「アレルギー性結膜炎」は水っぽい涙のような『目やに』が出て、眼の色が赤くなります。次に『目やに』は粘り気があり、白や黄色に変色する場合は「感染性結膜炎」です。『目やに』に加え膿も出てきた場合は「ものもらい(麦粒腫)」が考えられます。
どの病気も自然治癒する確率はあまり高くありませんし、症状が進行すれば失明という最悪のケースも考えられます。『目やに』は目の健康管理のうえで一番分かりやすい信号なので、目やにの変化を意識し始めたのなら早急に眼科医を受診するようにしましょう。