眼瞼けいれん
『眼瞼けいれん』は瞼(まぶた)の筋肉が無意識に痙攣する眼病で、「まばたきが増えたり、まぶしい…」といった自覚症状があらわれます。自然治癒することはなく、重症化すると瞼が開かなくなるので階段で転んだり、交通事故を起こしたりといった、恐ろしい結果を招くことがあります。また、眼瞼けいれんの原因はまだ解明されていません。抗鬱剤の副作用やストレスとも言われていますが、決定的な証拠はまだ究明されていません。
●中高年は注意が必要です
発症するのは40代から70代にかけての中年世代が多く、割合的に言うと男性よりも女性の方が多く発症しています。両目ともに症状が出る人が多いですが、片目にだけに症状が現れることもあります。また、下瞼がけいれんすることもありますが、この場合はストレスや睡眠不足などによって神経が興奮状態なだけなので、休息を取ればすぐに改善できます。
『眼瞼けいれん』は早期発見が重要です。 『まばたきが多くなった』『まぶしく感じる』といった症状は実害が出るまで我慢しがちですが、早期発見のためにも一度眼科医に『眼瞼けいれん』ではないか診断してもらうといいでしょう。