視野が狭い
『視野が狭い』という症状の原因で考えられる病気は【緑内障】と【網膜色素変性症】の二つです。 【緑内障】で視野が狭くなる場合は二通りの原因があります。一つは「視野欠損」といい視界が部分的に見えなくなる症状で、もう一つは「視野狭窄」という視界の縁から徐々に見えなくなる症状です。厄介なのはどちらの症状も両目では見えているので、片目に症状が現れている場合見過ごしてしまう事がよくあります。
多くは日常生活に支障をきたすような重度の症状になってから気づくため治療が遅くなりがちです。一度失った視界は元には戻らず、40歳以上の20人の内1人は発症していると言われるほど中途失明の主な原因に挙げられています。治療方法は、薬物治療やレーザー治療が主です。
【網膜色素変性症】は網膜の視細胞が退行しておこり、「視野狭窄」と「夜盲」の症状が表れます。症状は思春期頃から出始め、少しずつ進行し長い年月をかけて視界が狭くっていくので、発見が遅れてしまうことがよくあります。およそ3,000人に1人は発症すると言われており、中途失明の原因で『第三位』となっています。確実な治療法は発見されていませんがビタミン剤を服用したり、サングラスで目を保護するなど進行を遅らせることは可能です。
【緑内障】も【網膜色素変性症】も発見が遅れてしまうことがよくあるので、定期的な健診を受け早期発見を心がけましょう。
考えられる病名