黄斑浮腫
『黄斑浮腫』は網膜にある黄斑に水膨れ(浮腫)ができる状態をさします。黄斑は特に血流が豊富であるため、水ぶくれ現象が起きやすいです。症状は視力の低下のほかに、歪んで見えたり、物の大きさが違うなどの症状がでます。長い間治療しないまま放置すると、低下した視力は戻らなくなるので早期の治療が必要です。
『黄斑浮腫』は”糖尿病網膜症””網膜静脈閉塞症””ぶどう膜炎”など網膜に関わる他の病気の合併症が原因で発病します。主な治療法は「レーザー光凝固療法」、「副腎皮質ステロイド注射」、「抗VEGF薬硝子体内注射」、「硝子体手術」があります。
・レーザー光凝固療法はレーザー光線で網膜を焼き、水膨れを軽減します。
・副腎皮質ステロイド注射は、水膨れが出来ないように成分の漏れを減らしたり、炎症を防いで水膨れ減らします。
・抗VEGF薬硝子体内注射とは、黄斑浮腫の原因となっている目にたまる血管内皮細胞成長因子を抑止するための注射です。
・硝子体手術は硝子体を切除し、機能回復をさせる手術です。
『黄斑浮腫』は治療可能なので、気になる症状があればすぐに眼科で検診してもらいましょう。そのままにしておくと悪化するだけです。